第1回目 H27.11.25

ちょっといっぷく

 


 

 ホームページをご覧の皆さまお疲れ様です。ここらでちょっといっぷくしましょうか。このコーナー

では毎回ピグにまつわる内容を弊社の各担当者がお話したいと思います。

・・・ピグメーカーですのでピグの話は当たり前だと言うツッコミも聞こえてきそうですが?

 


新設配管清掃の強い味方 PUKミドルピグ

 

  最近、あるお客様から新設のガス燃料配管のピグ清掃について次のようなご相談を頂きました。

 

「先日、新設配管のピグ清掃でユーザー様ご指定の種類のピグを使いましたが、ピグ通し回数が増えるにつれて走行圧力の異常上昇、ピグ表面のコーティング割れ、亀裂の発生などで大変苦労しました。」という内容でした。

 

お客様は更に「次回は450A×500mのピグ清掃を予定しているが、前回のような苦労はしないピグはありませんか」ということでした。

 

このお客様には今から紹介するPUKミドルピグをご使用頂きました。私も現地に赴き確認しましたが結果は勿論、全て低圧走行で、繰返しの再使用でもピグ表面には割れ・亀裂は生じませんでした。

 

特徴)

 

弊社のタフベアー(半硬質型・独立気泡の多いタイプ)とPUKソフト又はエステルソフト(軟質型・連泡タイプ)との中間に位置し、長距離走行に適します。

 

半硬質型ウレタンの配合比を変えることで、1つの気泡体積が大きくなり、連泡比率が高くなり、弾性,伸び,吸水性に優れたピグが完成しました。

 

この発泡方法をミドル発泡と称し、製品を「PUKミドルピグ」と呼ぶことに致しました。

 

新設配管、特にSUS管・白ガス管・塗装管等摩擦係数の高い配管の長距離施工及び既設管の前通し用として好評を得ております。

 

又、クリスクロスピグを繰返して使用すると摩擦係数が高くなり、走行圧力の異常上昇、コーティング部の剥がれも発生するみたいですが、

これに替わるピグはPUKミドルワイヤーピグになります。

 

 実例)

 

10B×2,700m新設配管を通した際に、比較的裏波の突起が多く、タフベアーやPUKソフトを通すと損傷亀裂片を管内に残したりすることがありました。

 

PUKミドルを通した場合、写真のような損傷は受けますが、ちぎれずに一体で残っています。これは、母体の伸びが大きくなった為と考えられます。

 

このピグ1個で2700mを2回通しました。

 


 

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